サラサヤンマ
不均翅亜目 ヤンマ科 サラサヤンマ属 本種は青森県の重要希少野生生物(Bランク)に指定されている(2010年)
羽化したサラサヤンマ♀
前日羽化し翌日を迎えたサラサヤンマ♀。 2009年5月26日 中泊町・上高根ため池のそば Olympus E-30+標準レンズ
左:元の林道へ戻ってみたら、道のすぐそばに羽化中のサラサヤンマ♀を発見した(13時44分)。 探索した場所なのに見逃していたらしい。 翅が開くのを待ったが ちっとも動きがない。 ついに午後4時を過ぎてしまい、後ろ髪を引かれる思いで帰路についた。
右:翌日の5月26日、再びやって来たらなんと同じ場所に翅を広げてまだ止まっていた。 羽化した昨日の朝は霧が濃かったので 気温が低すぎるせいかな・・・。
飛び立つのが余りに遅いので、尻尾を指で触ってみた。 すると目が覚めたかのように脚を動かし、やがて翅をふるわせ始めた。 しばらくしてさっと飛び立ち、高い樹の梢に止まった。 羽化に失敗したわけではないのに、2日がかりの羽化とは興味深い。 2009年5月25-26日 中泊町・上高根ため池のそば
サラサヤンマの羽化殻 林道を探索しながら歩いていたら、シダをよじ登って羽化したサラサヤンマの羽化殻(2個)を見つけた。 すぐ隣のフキの葉にも1個あり、計3個だ。 もうすぐ林道で飛び回ることでしょう。 一方、肝心のトンボは少なく、サナエトンボはコサナエだけだった。 2019年5月24日 上高根ため池そばの林道
カラカネトンボにまた合わないかなと林道わきの草むらを探索していたら、大きなミズバショウノ葉に サラサヤンマがつかまっているのを発見。そばに羽化殻があって、飛び立つ前のメスだった。 この日は昨日に続き寒い日で、9時21分に発見して、飛び立ったのは12時頃だった。 寒さのために遅れたのでしょう。 2011年6月1日 中泊町・上高根ため池周辺
サラサヤンマが飛び交う林道の風景 今日になって、ようやく羽化した場所に戻って来たサラサヤンマに出会えた。 狭い林道ではサラサヤンマはゆっくり飛び、ホバリングも観察された。 2007年6月8日 中泊町・上高根溜池そば
サラサヤンマ♂
フキの茎に止まったサラサヤンマ♂ めまぐるしく飛び回るヤンマを眼で追っていたら、一頭が足元の狭い空間をウロウロ飛び始めた。上からカメラを向けていると、急にフキの茎に止まった。 ドキドキしながら写真を撮ったが、画面は暗く、アングルが悪い。 そこで、じりじりと後退して離れ、腰を下ろしカメラを地面に近づけ、ストロボを使って撮った。気まぐれに止まったサラサヤンマに感謝・感謝。 2007年6月12日 中泊町・上高根溜池そば Sony DSC-F828
初めて撮ったサラサヤンマ♀ フキの葉陰で何か動いていたので、のぞいたらトンボが産卵の姿勢をとっていた。 急いでカメラを構えたら、暗くてファインダーは真っ黒。あわてて内蔵ストロボをONにしている間に 足元をウロウロ飛び始めた。ままよとシャッターを切ったら、偶然ピントが合っているではないか! 長靴は目障りだが、初めてサラサヤンマ♀が撮れた。 2008年6月12日 中泊町・上高根溜池周辺
林道に沿って狭い範囲を飛び回るサラサヤンマ♂ 2010年6月17日 中泊町・上高根溜池そばの林道
サラサヤンマ♂ 明神沼でセスジイトトンボを撮った後、立ち寄って飛び回るサラサヤンマを撮った。 2015年6月18日 中泊町・上高根溜池そばの林道
サラサヤンマ♂
オートフォーカス(連写)で撮影に成功した感激の1枚。 翅の位置がとても良い。 トンボが左に寄っていたので、周囲に余裕がないのが惜しい。 2016年6月19日 中泊町・上高根ため池そばの林道
東通村で撮ったサラサヤンマ♂ 2010年6月25日 東通村大利・加藤沢沼そばの林道
宇曽利湖畔で確認されたサラサヤンマ トンボが脚をとられる藻類が繁茂する池(池塘)を観察していたら、 数日経過した個体だったが見たことのないトンボだったので手で取り上げ写真を撮った。 オス、メス二頭が採集され、その画像で鈴樹氏に鑑定を依頼したらサラサヤンマであることが判り、 下北地方では初となる意義のある採集となった。藻のワナはドキュメンタリーに掲載。 2004年7月4日 むつ市恐山・宇曽利湖畔
昨年は飛び回るサラサヤンマを苦労して撮ったが、今回は止まってくれた。 標高の高い岩木山麓なので8月になっても元気なんだね。 2014年8月3日 鰺ヶ沢町長平・岩木山麓の小湿地
|