ムカシトンボ幼虫の雪上歩行 No.2


温川の沢(ムカシトンボの羽化個体探索)

2005年5月21日

大き目の樹の周りには羽化個体がいないかよく探してみた。
ヤゴが雪の上を歩いていた頃は、樹の周りの雪が解け、穴が開いて枯葉が見えていたからだ。


2005年5月25日

一ヶ月前は道路の脇に1mほどの積雪があったが、今は全くありません。




沢からかなり離れた雑木林の中を探索しながら歩いた。




キクザキイチリンソウがまだ咲いていた。標高が高いためでしょう。




見上げれば、すがすがしい若葉の風景。




沢を見下ろすたびに、ヤゴの歩行能力はたいしたもんだと思ってしまう。




沢のそばを流れる浅瀬石川。春紅葉(はるもみじ)の風景です。
何度も羽化個体を探しに日参したが、結局見つからなかった。不思議なことだ。


2006年の幼虫観察
2006年4月10日 青森市・樺ハギ沢

この日は気温が上がったので、ひょっとしたらムカシトンボ幼虫に出会えるかもしれないと
淡い期待をもって出かけた。写真は沢に架かるスノーブリッジの様子。



見つけた!!雪の上を歩くムカシトンボ幼虫だ。ラッキー♪
川岸から3mほど離れた、勾配のない雪面だった。樺ハギ沢での最初の観察となった。
11時27分



周囲の風景がうまく写らない場所でアングルに苦労した。
ここは昨年ムカシトンボの飛翔を観察した場所のかなり下流に位置する。
11時33分


おお、2頭目だ!川岸から15mほど離れた場所の平らな雪面だ。
歩いてゆく方向を見ると、樹木の穴に向かっているではないか。
穴にもぐりこむ様子を撮れるかもしれないと、期待して待つことにした。11時43分
しかし、こちらの期待に反して、幼虫は穴のそばを通り過ぎてしまった。残念。
12時00分



2006年4月11日 平川市・温川の沢

残雪の様子




昨年より数は少ないが、雪の壁をよじ登る幼虫が観察された。