2017年6月14日

八戸市南郷・新井田川

ホンサナエの分布域を確認しようとやって来た。
写真は下流の風景。 河原に下りる道のすぐそば。



10mほど上流に歩くと、ホンサナエが止まっている大きな石がある。





今日はどうかな・・・と、のぞいてみたら、やっぱりいました。オス1頭です。




さらに上流に向かって歩くと、岸辺に石がある所に出た。




大きめの石の上にホンサナエ♂がいました。 2頭目だ。




そうっと近づいて、上から撮った1枚。

さらに上流で3頭目のオスに出合った。


河原に下りた所から下流に行くと、岸辺に石がある所がある。
そこでダビドサナエ(写真)とホンサナエを観察した。
ホンサナエは4頭目かもしれないが、移動したとも考えられるので、観察数は3頭とした。

ホンサナエが観察された範囲は、河原に下りた場所から上流に100mほどと、
下流に50mほどだった。


上流に向かって探索
ホンサナエを観察した場所から、上流の吊り橋のある公園まで移動しながら、
ホンサナエがいるかどうか観察した。



橋の近くに河原に下りられる階段があった。 河原は浅い水がたまっていて、
玉石はあったがトンボの姿はなかった。 写真の左側に本流がある。




橋を渡って、道路から対岸にある石のある場所を観察した。
カメラの望遠で観察したが、トンボの姿はなかった。



島守中学校前の河原の風景。
ここでもトンボの姿はなかった。 7月になればオナガサナエが見られる所です。





公園にある吊り橋とそこからの新井田川の風景。
橋の上からカメラを使って丹念に見て回ったが、ホンサナエは観察されなかった。


ホンサナエのいる場所からさらに下流の場所

下流にある立派な橋(巻橋)のそばに観察地点がある。(中央の赤いマーク)
以前はオナガサナエの観察によく訪れていた。



農道から河原に下りる道がある。 きれいに草が刈られていた。
遠くに見る橋が巻橋。



岸辺に来てみると、以前の風景とは大きく変わっていて、
石が水面から出ている場所はなかった。(水位が高いせいか)
トンボの姿もなかった。


古里川での探索

新井田川のホンサナエは別の場所(水路)で育った可能性があるので、
町の店に入って、タブレットでむつ市の水路を見せて「こんな感じの水路や小川はないですか?」と
聞いてみたら、島守小学校の裏に小川があって、郵便局の斜め向かいを進むと川に出ると教えてもらった。





川の場所を探して行ってみると、広い道路に沿って流れている川だった。
帰ってから地図で確認したら「古里川」だった。
写真は古里川の途中から下流に沿って探索した川の風景。

3番目の写真にある人物は、川の探索に参加してくれたトンボ仲間のM さん。


午後2時10分に川に着いて、探索を始めたが、日が傾き、陰になっている場所が多く
トンボの数は少なかった。ダビドサナエ(左)、アオハダトンボ(右)と
ニホンカワトンボを観察したが、ホンサナエは見られなかった。
ホンサナエがここで育ったにしても、羽化の時期からかなり過ぎているので、
小川では見られないのかもしれない。 来年の探索に期待しよう。