2016年7月24-25日

外ヶ浜町・町内の渓流

太陽マークの予報に期待してやって来たら、ここは薄暗い曇天。
ヒメサナエはもとより、ミヤマカワトンボも姿を見せない。
24日、25日の両日、ここと上高根ため池に通ったが、2日ともここは曇天、
上高根ため池は晴天のトンボ日和だった。


薄暗い草の茂みで見つけたオゼイトトンボ♀。 太陽の下で見る個体と違い
弱弱しく、小さく感じた。渓流でも育つんですね。


中泊町・上高根ため池周辺


外ヶ浜町からこちらに移動したら、さんさんと太陽が出ている良い天気。
山一つ越えると天気も変わるものだ。 写真はいつもの左に枝分かれする林道の風景。
ウバユリが勢いよく大きな花をつけていた。


暗い木陰を背景に白い点が動いていた。何だろう?
近づいてよく見たらコシアキトンボだった。




飛んでいるコシアキトンボを撮っていたら、スーッと地面に下りて止まってくれた。
とても新鮮なオスで、白い部分が黄色を帯びている。未成熟な印だ。
カメラを近づけても逃げないので、望遠、広角、ストロボ使用とい色々な条件と角度で
撮りまくった。 モデルにはもってこいのおとなしいトンボだった。

下はトリミングで大きくしたもの。頭と胸の隙間が広く、離れている様子を見て欲しい。
このような形は ウスバキトンボ でも撮っている。


元の林道を奥に進んだ風景。オニヤンマが周回していた。





オニヤンマを眼で追っていたら、高い枝の先に止まっているトンボが眼に入った。
オニヤンマかな? と思いつつ撮っていたが、違うようにも見える。
撮った写真を確認したら、何とコオニヤンマのメスだった。 ここでは初記録の種だ。
近くに川はないので、どこかで羽化したものが飛んできたのでしょう。



林道を飛び回っていたオニヤンマ♂

オニヤンマにカメラを向けていると、その後ろに小さいトンボが飛んでいた。
ん? サラサヤンマかな? と思いつつよく見たら、胸がメタリックに光っていた。
エゾトンボの仲間だ! 目撃だけで写真は撮れず。

その後、気になって、もう一度外ヶ浜町・町内の渓流を見に行ったが、曇天で涼しく、トンボの収穫なし


タカネトンボ♂
外ヶ浜町から戻って、最初の枝分かれする林道で探索していたら、エゾトンボの仲間が1頭飛んでいた。
元気が出てきて、カメラで追いまわし、やっと1枚ピントの合った写真を撮ることができた。



タカネトンボが飛んでいた場所の風景
翌日、エゾトンボ科を撮ろうと再度やって来た。いつも車を停める枝分かれする林道で探したが見つからない。
そこで、林道の入口の方向に探しながら200mほど歩いたところで、たくさんのタカネトンボが飛んでいた。
高い樹木に囲まれた広い空間だ。左側にため池がある。 高く飛んでいて一視野に5頭ほど確認できた。




タカネトンボ (上から、オス、メス、メス)
高い位置を飛んでいるので、撮影に苦労した。
なお、タカネトンボの判定にはトンボ仲間の協力を頂いた。

水辺に戻る前の未成熟な個体については、このHPの タカネトンボ を参照してください。





アカネ類も当然見られました。上:ノシメトンボ♀
下左:アキアカネ♀ 下右:マユタテアカネ♀
外にシオカラトンボも飛んでいた。