2012年5月25日
青森市・じゅんさい沼
 もっとクロスジギンヤンマの写真を撮ろうと再度やって来た。 ガードの上は東北自動車道。
 池の周りを探索したら、羽化中のクロスジギンヤンマを2頭見つけた。
 池の周りには背の高い草がないので、数本の草を束ねて苦労して羽化している。 写真を撮る側から言えば、この状態じゃいい写真にならないね・・・。
 羽化して草の中から外に出てきたコサナエ。
 昨日よりは色づいてきて、種の判定がしやすくはなった。 とは言え、オスのスペードマークがはっきりせず、エゾイトトンボと断定できないところだ。

 奥の池を歩いていたら、トンボが草の上で安定できずもがいていた。シオヤトンボかなと思いつつ 近づいたら「・・・・んんん?」。 こりゃオオトラフトンボだ! 津軽弁で表現すれば「 わいは〜 このダンブリだばオオトラフトンボだじゃ〜 」となるかな。
 飛び立った後の羽化殻。じゅんさい沼でのオオトラフトンボは初記録だ。 水辺から離れた場所で羽化することを念頭に入れて探したら、池から離れた所で2頭の羽化殻を見つけた。
 じゅんさい沼に入る最初の小池は水が抜かれていたので通り過ぎていたが、 念のため探索したらクロスジギンヤンマの羽化殻が3頭見つかった。もっと早く来るんだったな・・・嘆。
5月26日
 奥にある池の全景 オオトラフトンボとエゾイトトンボ属のトンボを確認したくて、昨日に続いてやって来た。
 常連のコサナエ

 9時50分羽化しているオオトラフトンボを発見した。11時00分に翅を広げた。右の後翅が正常じゃないね。
 ズームをアップして撮ったみた。
 羽化していた場所は矢印のところ。川の崖っぷちなので足場がとても悪い。 左側に池がある。

 やっと現れたエゾイトトンボ♀ 尾端の最後の節まで黒いのがエゾイトトンボ♀。 最後の節が白いのはオゼイトトンボ♀ これで不明のトンボはエゾイトトンボであることは判った。
 クロスジギンヤンマが羽化していた小さな池の中央にフトイが茂っている。 5月24日に見た時は羽化殻が一つしかなかったが、今日見たら新たに三つ増えていた。 下の方に2頭、上に1頭の羽化殻がある。私が来る前に羽化を終えて飛び去ったのでしょう。 ヤンマの羽化観察には早起きしなきゃね〜。

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