2016年7月-12月のTOPページ


2016年を振り返って〜 ワクワクして撮ったトンボたち (前編)
上左は5月18日、大館市の市民の森にあるトンボ池で羽化したクロスジギンヤンマ。
羽化している個体が多く、久しぶりに撮るクロスジギンだったので、ワクワクでした。
上右は5月29日、同じ大館市の市民の森の大きな池で飛び回るトラフトンボ。
今までは岩手県奥州市(水沢)の池で撮ったのが最北だったが、今年は大館市に更新した。
下左は7月5日、むつ市恐山にある宇曽利湖畔の砂浜を歩き回る、羽化前のルリイトトンボのヤゴ。
歩くヤゴを追いかけて撮ったが、楽しい一時だった。
下右は7月16日、外ヶ浜町の渓流のそばで羽化したヒメサナエ。発見したときはうれしかった。
初めての撮影だったので、撮影後は充実のニンマリ。

いずれも「トンボの撮影日記」に掲載されています。



藤崎町のオオハクチョウとオナガガモ
週末は天気が悪そうなので、12月14日、藤崎町の平川にある白鳥飛来地をめざした。
いるかな?と不安もあったが、川辺に来てみると10羽ほどのオオハクチョウが泳いでいた。
階段のある岸辺では、たくさんのオナガガモに囲まれて白鳥が群れていた(写真)。
外に本流側にも数羽の白鳥が泳いでいた。
鳥インフルエンザ防疫のため、野鳥に餌をやらなくなって以来、
白鳥の大きな群れが見られなくなったように感じる。



雪をのせたナナカマドの赤い実
写真日和が訪れず嘆いていたら、11月30日になって、ようやく天気が回復した。
前日雪が降ったので、雪景色が撮れないかと市内を回ってみた。
ナナカマドの赤い実に積もった雪の風情がいいなと探していたら、いい枝が見つかった。
でも、曇天なのでパッとしない。青空が少し見える明るい空を待っていたら、
実の上に積もった雪が落ちて半分ぐらいなってしまった。その時の写真がこれです。
この後、柿の実やカモ類を撮って帰宅した。



田んぼの中の白鳥
桜の紅葉と雪の組み合わせもいいけど、11月18日は好天に恵まれたので、白鳥を撮ろうと
青森市の津軽半島沿いの国道を走ってみた。予想通りオオハクチョウの群れが
田んぼの中で落穂を食べていた。群れは点在していて、50羽以上の群れが2つあった。

白鳥は黙々と首を下ろして食べているが、時々数羽が首を空に伸ばして鳴き始め、
それにつられて、一斉に鳴き始めるのを観察した。
写真は1羽が羽を広げてばたつかせ、鳴き始めた場面。



晩秋のトンボたち
11月2日、時折陽がさす寒い日だったが、トンボを探しに郊外を散策した。
たくさんのトンボが日向ぼっこする写真を撮りたかったが、寒さのためか集まる気配なし。
それでも、ここ(昭和大仏そばの里山)では、たくさんのオツネントンボを観察した。
次に多かったのはアキアカネ、ナツアカネとノシメトンボは少なかった。
写真の左は、枯れた笹の葉で休むアキアカネとオツネントンボ。
右はナツアカネとノシメトンボ。マユタテアカネは見られなかった。



田代平湿原の秋の風景
10月19日、秋の風景を撮ろうと田代平湿原へ。途中、陽を浴びて輝く紅葉、黄葉を
見ることができた。湿原を散策して、いつものように、池に来てしまった。
ここで数枚写真を撮った。紅葉したヒツジグサがとてもきれいだった。

天気が良かったので、大きなカメラを持った多くの人に出合った。
私のは小さいコンデジだが、HP用の写真には十分だ。


睡蓮沼から見た紅葉の風景
10月7日、HPの更新を前にして、秋の風景を撮ろうと八甲田へドライブ。
酸ヶ湯温泉を過ぎた辺りから、きれいな紅葉が現れたが、車を停める場所がない。
結局、睡蓮沼まで来てしまい、そこで風景を撮ることができた。
下界はやっとウルシが色づき始めた頃なので、さすが八甲田は早い。



ハマナスの赤い実
9月12日、野辺地町の海岸そばにある湿地に来るルリボシヤンマを撮ろうとやって来た。
点在する湿地(水たまり)を回り、ルリボシヤンマが現れるのを待ったが、現れなかった。
トンボを待ちながら周りを歩き回ったら、赤い実をつけたハマナスの群落がに出合い、
そのミニトマトのような赤い実を撮った。ジャムにすると美味いんだそうです。


オオルリボシヤンマのオスとメス
10年近くルリボシヤンマを撮っていないので、県民の森・梵珠山にある小池に
ルリボシヤンマがいるとの情報を聞いて、9月7日早速行ってみた。
池は自然ふれあいセンターの手前にあり、草や灌木に囲まれた薄暗い所にある。
ヤンマが水面を飛び回っていたので、てっきりルリボシヤンマと思い写真を撮り始めたが、
産卵中のメスを見たらオオルリボシヤンマだった。飛んでいるオスもオオルリボシだった。
上は岸辺で産卵中のメスを警護するように近づいたオス。
下は産卵を終え飛び上がったメス。期待したルリボシヤンマには出合えなかった。残念。



ヤナギの枝に止まるチョウトンボ
8月27日、深浦町からの帰りに、つがる市・冷水沼に寄ってみた。
夕方なのでトンボは少ないが、マダラヤンマとチョウトンボに出合った。
チョウトンボはいつものように岸辺の大きなヤナギの周りを飛び交っていて、
翅が痛んだ8月末になって、やっと撮ることができた。



夕暮れの岩渡の小川 (沖館川上流)
毎年行っている、夕暮れ族のコシボソヤンマを撮ろうと小川にやって来た(17時30分)。
コシボソヤンマは現れたが、この日は落ち着かず、メスは産卵せずヒョコヒョコ飛び回り、
オスは高速で飛ぶだけ。いつもの止水のような環境から、流れのある川に変化したためか?

下左は産卵場所を探して岸辺をジグザグに飛ぶメス。産卵行動はなかった。
下右は狂ったように上下し、急旋回をくり返していたオオルリボシヤンマ。
以前にもこのような行動を観察している。夕方はオオルリボシを駆り立てる何かがあるのかな。



グダリ沼の涼しい風景
暑い時期は涼しい風景を撮ろうと、木陰の渓流や滝の風景を思い浮かべたが、
冷たい水の記憶が鮮明なグダリ沼(田代平高原)を撮ることに決めて出かけた。
天気も曇から晴れに変わり、いい条件でグダリ沼を撮ることができた。
上の写真は手前にバイカモの白い花が咲いている風景。対岸側に白い花が密集していた。
下はバイカモの花とアザミに止まったアキアカネ。流れに手を浸したらとても冷たかった。



8月10日、ムスジイトトンボを撮ろうと八戸市・某所にやって来た。
残念ながらムスジには出合わなかったが、池の中央ではギンヤンマが産卵していて、
その様子を撮ることができた。 お気に入りの場所とみえて、入れ代わり立ち代わり
ペアがやって来て産卵していた。 400mm望遠つきのコンデジは便利だね。



オートフォーカスで撮ったトンボたち

最初に撮れたのは5月29日・湯段の池で撮ったカラカネトンボ♂(下左)。
次は6月19日、上高根ため池そばで撮ったサラサヤンマ♂(下右)。
いずれもピントがぴったり合って素敵な写真となった。

7月30日、東通村の加藤沢沼に行って、今年初めてのエゾトンボ♂を撮った。
時折ホバリングするので、試しにAFを試みたらうまく撮れた。
連写で3枚撮れたうち、翅の位置が一番いいのが上の写真だ。
頭の方のピントが甘いのが惜しい。AFではファインダーを見ながら撮るので、
タイムラグのない光学ファインダーがベストだ。オリンパスの大きなカメラは重いので
別のカメラとレンズを現在検討中だ。



田舎館村の田んぼアートと猿賀公園のハスの花
7月23日、田んぼアートを見に行った。土曜日のせいか見学者が多数で、ずいぶん待たされた。
村役場の4階から見た絵は見応えがあった。 (第1会場)
左は石田三成(山本耕史さん)、右は真田昌幸(草刈正雄さん)
次に平川市・猿賀公園のハスを見に行った。見ごろとあったが、ツボミが多かった。
下右はハスのツボミに止まったノシメトンボ。 池は大きいがトンボは少なかった。



外ヶ浜町にある渓流での風景
7月16日、ヒメサナエの羽化を撮りたくて再度やって来た。
岸辺に腰を下ろして、ヒメサナエが羽化のために上陸するのを待ちながら、
穏やかで気持ちの良いひと時を過ごした。
ウグイスがそばで鳴き、ミヤマカワトンボが目の前で飛び回る情景です。
写真はヒメサナエの羽化殻のそばに止まったミヤマカワトンボ♂。
この日は運よくヒメサナエの羽化を撮ることができた。撮影日記をご覧ください。



7月12日、外ヶ浜町にある渓流を訪れた。期待していなかったが、浅瀬を歩いていたら
小型のトンボが白い翅を光らせて飛び立つのを目撃した。
おお、ひょっとしたらヒメサナエか?と飛び立った場所にゆっくり近づいた。
写真(上)中央の石が堆積しているところが飛び立った現場だ。、石の上を歩いていたら、
足元からトンボが飛び立った。眼で追って、止まった木陰のトンボを撮ったのが下左の写真。
羽化したばかりのヒメサナエ♀だった。石の場所を探したら羽化殻も見つかった(下右)
この日、最初に訪れたのがいい結果をもたらした。羽化した個体を初めて撮ることができた。
写真としては良くないので、再度朝早く行って撮ってみたい。間に合うか・・・。

なお、ヒメサナエの判定はトンボ仲間のI さんにお願いした。



青森市で姿を見せたハグロトンボ(上)
7月7日、コヤマトンボとハグロトンボを期待して、青森市野内の小川と水路を見に行った。
橋から小川をしばらく見ていが、コヤマトンボは見られなかった。
ふと、川のそばの草むらを見たら、ハグロトンボが2頭止まっているではないか。

水路の方はもっと多いだろうと、水路に向かったが、途中の背丈の高い草むらので
多くのハグロトンボに出合った。水路では逆に少なかった。羽化した個体が草むらに
移動したためでしょう。 小川の水辺ではまだ観察されなかった。

下の写真は7月3日、牛蒡畑堤で撮ったウスバキトンボ♂。珍しく草に止まってくれた(左)。
右は7月8日、青森市沢山の水田で撮ったミヤマアカネ♀。ようやくアカネ類の羽化が始まった。