青森市におけるハグロトンボ探索記 1


2011年8月4日

青森市野内・観音山周辺

以前オゼイトトンボが多産した湿地はどうなっているかなとふらりとやって来た。
小さな橋の上で下の川を見たら、コヤマトンボがす〜いと飛んでいた。




車を停めて、コヤマトンボを狙う場所を探して川辺に下りてみた。
すると岸辺に黒いトンボが飛んでいた。おお、ハグロトンボだ!
橋が見える下流側から上流を撮った。





青森市では初記録となるハグロトンボだ。ワクワクして撮ったメス(上)とオス。





川のそばに停めた車のNAVI画面。観音山のそばにある。左の青は陸奥湾。





橋から上流に向かって歩いてみた。左に川があり、右に湿地に近い原野が広がっている。





右側に細い水路が現れた。





水路には程よく水が流れていて、ハグロトンボの黒い姿が点々と見えた。





交尾をしようとするペアに出合った。





原野を通る水路が又現れた。一帯には水路が数多くあるようだ。
ハグロトンボも飛んでいる。




一旦車に戻り、下流の様子を見に行った。
写真は下流域にあった貴船神社。歴史がありそう。(坂上田村麻呂の創建とあった)




神社の脇を流れる下流の風景。水は汚れているが、水辺にハグロトンボを観察した。
水面上をルリボシヤンマ属が飛んでいる。




違う道路を走ったら、一帯を眺める場所に着いた。右の山は大森山、左は観音山。
二つともおむすび形の山なので、遠くからでも分かる。
ハグロトンボを観察した水路は観音山側にある。



少し走ると、大森山の方から流れてくる流れが早く、少し広い水路に出合った。
しかし、水草は茂っていてもハグロトンボの姿はなかった。
(後日、この水路でもハグロトンボを観察した)



観音山と大森山の間に向かって伸びる水路。水田と原野の境にある。
ここにはハグロトンボの姿があった。本種はこの一帯に広く生息しているようだ。




水路で飛びながら騒いでいたハグロトンボ♂3頭。





この周辺では、どこに行っても数多く見られるミヤマアカネ。





数は少ないがハラビロトンボも見られた。他にシオカラトンボ。川ではコヤマトンボ。