2019年6月9-15日

6月9日 平川市・温川の沢

2016年6月4日以来2年ぶりにやって来た。ターゲットはもちろんムカシトンボ。
仲間のF さんと一緒です。沢はとても荒れていて、何回も四つん這いになって登った。
写真は難所を通過した所で撮った風景。



以前、ムカシトンボの羽化を撮った場所に着いたら、ヒメクロサナエが羽化している風景に出合った。
上:手前の幅が広い葉に3頭見つかった。下はその内の2頭の写真。
苦労して沢を登ったが、ムカシトンボは見られず、収穫はこの写真だけなので、大きいサイズにした。
その後、近くの林道でムカシヤンマに出合い、少しは気が晴れた。

6月11日 岩木山麓の林道

ムカシヤンマの産卵を撮ろうと、トンボ仲間のMさん、F さんと一緒に来て、
さらに現場で N さんと合流し、メスが産卵にやって来るのを待った。
しかし、午前中粘ったが、現れなかった。曇天のせいかな・・・残念。


岩木山の麓にあるトンボの生息地を反時計回りに回って訪ねた。
午後岩木山を一周して再度やって来たら、天気が良くなったせいかオスがやって来た。


鰺ヶ沢町・長平の小湿地

以前、ハッチョウトンボやエゾトンボなどが生息していたが、今は乾燥化が進み、
トンボは見られなかった。エゾトンボの産卵を撮った思い出の場所なのに・・・。


6月13日 青森市・沖館遊水池



カラカネイトトンボを撮ろうとやって来たが、探しても見つからなかった。
上からクロスジギンヤンマの産卵風景、オゼイトトンボのペア、
羽化したばかりの初々しいハラビロトンボ♂


草むらを探索しながら歩いていたら、1頭のモートンイトトンボ♀に出合った。
今年の初顔なので大きな写真で。


6月14日 岩木山麓の林道

(渓流のそば)


クロサナエ♂
ムカシヤンマが羽化した崖のある林道に行く前、渓流に架かる小さな橋があり、そこに立っていたら
目の前のブドウの葉にムカシヤンマ♂が止まっていた。 ふと横を見たらサナエトンボもいた。
写真を撮って確認したらクロサナエ♂だった。ラッキー!


オオシオカラトンボ♂(未成熟)
ムカシヤンマの産卵を待っていても、なかなか現れないので、小さな橋まで戻ってみると、
今度は橋の鉄パイプにオオシオカラトンボ♂が止まった。きれいな未成熟オスで、近づいても逃げないので
広角で近接して撮ったら、鮮明な写真が得られた。

(崖のある林道)

産卵に来るムカシヤンマ♀を待っているのだが、なかなか現れない。
時折オスが現れて湿った崖に止まった。日陰の場所なので、どこにいるか判らなくなる。
風景に溶け込んでいて、迷彩の効果があるようだ。
結局、産卵を撮ることができたのはM さんだけだった。




崖の反対側は深い谷になっていて、道にあるフキの葉にクロサナエ♀が休んでいた。
複眼が乳白色なので、成熟前の個体だ。
6月11日にも谷の遠くにメスを観察していて、ここはメスが好きな所らしい。
明るい所で近くから撮れ、いい写真になった。


弘前市・百沢にあるため池


青森市に帰る途中、久しぶりに百沢にあるため池に寄ってみた。
トンボの種類は少なかったが、交尾中のルリイトトンボを撮ることができた。
風景の人物はトンボ仲間の二人。


6月15日 六ヶ所村・市柳沼東岸

天気が悪いのを押して六ヶ所村を回ってみた。
総合公園・湿生園では交尾中のモイワサナエ1ペアを見ただけで、収穫なし。
市柳沼の東岸を見て回ったら、水位がとても低く、遠浅の所は岸から100mほどが
干上がっていた。トンボの生息に影響が出るだろうね。

内沼北西


定点観察地にしている内沼北西の場所に来てみたら、岸辺の近くにある水田が放置されていた。
稲の葉に止まるマンシュウイトトンボは見られなくなってしまった。
水田と岸辺の間は湿地になっていて、いろんなトンボが現れたが、この場所も乾燥化が進んでいるようだ。

とても風が強い日で、揺れる草の中にイトトンボを見つけ撮ってみたら、セスジイトトンボ♀だった。