2015年7月13日

青森市・牛館川そばの湿地

(ハッチョウトンボ特集)

湿地の風景 (新幹線の高架のある側)






先ずはハッチョウトンボ♂の姿。




羽化したばかりの個体が見つかった。 まだ羽化は終わっていないようだ。






ハッチョウトンボ♀の姿




交尾や産卵を観察した浅く水のある湿地



交 尾



2009年以来になる交尾の写真。 今までサボっていたんだなぁ・・・。




交尾は短時間で終わり、パッと別れてしまう。
30秒ぐらいしかないので、目撃しても中々いい写真が撮れない。



アングルの違う交尾写真




交尾中の個体にちょっかいを出す別のオス。
このような場面は結構多い。 ハッチョウトンボは焼き餅焼きらしい。


産 卵





上は産卵中のメス。中は産卵後、草の根もとに止まるメス。低い位置で止まる場合は、また産卵を始める。 
下は産卵後に休むメスと警護するオス。 産卵は短時間で、すぐ休む。それをくり返す。
飛翔中の翅はよく写っていないので、ハッチョウトンボの羽ばたきは相当速いようだ。




別のペアによる産卵と休憩する風景。
産卵中のメスは背景に溶け込んで、判りにくくなる。
単独で見ると縞模様がはっきりしているが、写真のように背景が泥だと保護色になる。


ご 難



観察中に数多くのクモにやられる個体を見た。 クモにとってハッチョウトンボはいい餌のようだ。






クモの糸にからまって、暴れているオス。
不思議にクモの巣にかかっている個体はオスが多かった。



湿地に見られたネジバナ。
ネジバナに止まるハッチョウトンボの写真を是非撮りたいと、
ネジバナのそばで止まるのを待ち構えていたが、止まってくれる個体はいなかった。


その外のトンボたち

車を停めた湿地の入口でハグロトンボに出合った。
近くに牛館川があるので、そこで羽化したのかな・・。





湿地で見られたイトトンボたち。 オゼイトトンボとキイトトンボ。
外にアジアイトトンボを観察した。



湿地で見られたトンボはミヤマアカネ(写真)の他ハラビロトンボ、シオカラトンボだ。