キトンボの羽化(倒垂型)


青森市:じゅんさい沼
2003年9月18日


オオアオイトトンボ集団の観察も終わりに近づいた午前7時20分頃、
ひょっとしたらと奥の池まで出かけて、岸辺を探したら いましたよヤゴが。

お!これは抜け殻じゃない。
ヤゴ発見!  7時26分
オオアオイトトンボの観察を終えて戻ると
草を登って腹を見せ、動かないでいた。
7時51分

背が割れるところが死角でわからず、
アレっと思う間に頭を下にぶら下がった。
(倒垂)    8時14分
23分たって、ようやく、もぞもぞと動き始めた。
(起き上がり)  8時37分


よいしょっと、腹部を殻から抜き取って、足でぶら下がった。
ちっちゃな翅が可愛いね。胴もまだ短い。   8時38分

翅がだんだん伸びてきた。
8時46分
翅も腹部もどんどん伸びる。
8時51分


白い翅のまま随分伸びた。   9時11分


翅や体が茶色に色づいてきた。
腹部も随分伸びたね。  10時39分
急に脚を動かして草を登り始めたら
パッと翅を広げた。 腹端も締まってきた。
10時42分

頭や顔も色づいて、丈夫そうに見えてきた
10時46分
風が強くなって、一時翅を閉じたが、
また開いて、もっと高いところに移動した。
10時57分


雨が降らないのに、複眼に水滴がついていた。
その水滴がレンズになって、複眼が拡大されて撮れた。面白いね。 11時06分


そろそろ飛び出す前のキトンボ。最後まで粘りたかったが、朝食はまだだし、
薬を飲む時刻もとうに過ぎてしまったので、やむなく場所を離れた。  11時07分


岸辺に座っていると、そばの草が揺れる
のでのぞいたら、羽化したキトンボが
草の中でごそごそと動いていた。
つまんで葉の上にのせて撮った。
翅や腹部が曲がり、羽化に失敗したのだ。
じっと座っていると、周りでキトンボや
マユタテアカネが産卵している。
ペアのオオアオイトトンボまで出てきた。
アオイトトンボも飛び回っている。