2020年6月9-12日

6月9日 鰺ヶ沢町・岩木山麓の沢

同行のF さんが、ガードレールにロープを結び、沢に下りやすくした。



ムカシトンボが現れる小さな流れのある場所。右側に水量の多い本流がある。
10時30分から現れるのを待った。




12時9分、急に1頭のムカシトンボが現れて、草の葉の下を通り過ぎて行った。
反射的にシャッターをきったが、幸運にもフレームの隅にトンボが写っていた。
ズームを上げていなかったのが良かった。

このムカシトンボの性別は胴側面の黄色い斑点が明瞭なのでメスと判定しました。(上の写真)
産卵のためにやって来たが、人がいたので飛び去ってしまったのか?
下の写真の頭や胸が明るいのは、この部分だけ陽を受けているためでしょう。


ムカシトンボが近寄って去って行った草(オオバセンキュウ)の写真。


この沢ではヒメクロサナエが次々と羽化していた。
13時頃まで粘ったが、その後現れないので、冷水沼に向かった。


つがる市・冷水沼東岸




冷水沼東岸の風景と今年新顔の3種。
上から、オオセスジイトトンボ、アオイトトンボ、ショウジョウトンボ。いずれも数は少ない。


冷水沼南岸

南岸で出合った新顔のモノサシトンボ。



6月10日 鰺ヶ沢町・岩木山麓の沢

この日も10時20分からムカシトンボの現れるのを待ったがダメだった。
タニウツギに止まる羽化したばかりのヒメクロサナエを撮ることができた。


弘前市・岩木山麓の林道


ムカシヤンマが羽化していた湿った斜面と、戻ってきた♂1頭。



林道で成熟したオオシオカラトンボ♂に出合った。これも今年の新顔。


弘前市・湯段の池


岸辺近くをカラカネトンボが飛び回り、離れた水面をオオトラフトンボが高速で飛んでいた。
何度も試み、やっと小さい画像を得た。



サナエトンボ類が現れないので心配していたが、やっとコサナエにあえた。
以前はダビドサナエもいたんだが・・・

この後、13時40分にムカシトンボの沢に着いて待ったが、ついに現れなかった。嘆。


6月12日 青森市酸ケ湯・東北大植物園


カオジロトンボが羽化するミズゴケに囲まれた小さな池。
カオジロのヤゴが登る草が伸びていない状態。当然トンボの姿なし。
植物園の遊歩道ではシラネアオイが満開だった。


青森市・田代平湿原


湿原に入ってすぐの場所にある池塘と、ここで飛んでいたカオジロトンボ♂。





エゾイトトンボペアの2態。
下の写真のメスはオスの体色をしている。



強風の中を飛び回るカラカネトンボ♂
ほとんどホバリングがなく、撮るのが難しかった。きれいにピントが合っています。



湿原を彩るレンゲツツジ。 ワタスゲは少し残っていた。