2016年7月16日

外ヶ浜町・町内の渓流

ヒメサナエに会いたくて、またやって来た。
今日は川の水位が高く、先日ヒメサナエが羽化して飛び立った、
川の中の石は半分ぐらい水面下になってしまっていた。


堆積した石で見つけたヒメサナエの羽化殻。 横から撮ったら、もう1頭の羽化殻があった。




上陸したヤゴや羽化中のヒメサナエは見つからず、近くを歩き回ったら、
フキの葉の上に羽化殻を見つけた。



堆積した石を正面に見ながら、ヤゴの上陸を待ったが、ダメだった。
待っている間、ミヤマカワトンボが石の周りを飛び始めた。
写真はヒメサナエの羽化殻のそばに止まったミヤマカワトンボ♂。 これは絵になるねぇ…♪


近くの別の場所でもヒメサナエは見つからず、あきらめて下流に移動した。
10年ほど前に、虫仲間がミヤマカワトンボの群れを見たと言う場所で川に下りてみた。
この日は1頭も見られなかった。 ヒメサナエもいなかった。


橋の上から撮った川の風景。
車に戻ろうと歩き始めたら、遠くに白いトンボがヒラヒラと飛んでいた。
近づいていくと、草むらからさらに1頭が飛び立った。 まだ、羽化が終わっていない!

ここで、予定を変えて最初の場所に戻り、ヒメサナエを探すことにした。


水量が多く、滑りやすい石を踏みなっがらゆっくり川を渡り、対岸に着いた。例の石場は10mほど上流にある。
ふと枯葉が集まった場所に眼をやったらトンボがいる! 羽化中だ!
写真は羽化中のヒメサナエを撮り始めて、しばらくたってから周りの風景を撮ったもの。
中央の少し右上にヒメサナエがいる。


発見して最初に撮った写真。 9時57分
羽化中の個体は緑色を帯びている。ヒスイの色だ。


翅が伸び始めた。 10時4分


翅も胴も伸びた頃。 尾端の形からメスですね。 10時24分



飛び立つ直前の姿。 10時32分



飛び立って木の葉に止まったところ 10時33分

今度は石の上で羽化する写真を撮りたいものだ。 来年だね・・。
あきらめた後、思いがけず羽化を撮ったので、ルンルン気分で帰路についた。