このページが2012年の最後です

2012年8月24-28日

平川市・津刈川 (8月24日)

津刈川の中流域はすっかり草に覆われて、オナガサナエの棲む環境でなくなってしまった。
そこでまっすぐ堰堤下の上流へ。大水が出たためか川は荒れていて、流木が橋にかかっていた。
写真はオナガサナエを見つけた流れの風景。


低床橋の下流側は流木がなくきれいだった。その中の一つの小石にオナガサナエ♂を発見した。
サナエトンボはこの1頭だけで、例年より少なく感じた。ここの上流域も住みにくくなったかな。


大鰐町・平川 (8月24日)

平川ではオナガサナエもコオニヤンマも見つかるだろうとやって来たがサナエトンボの姿なし。




ハグロトンボとミヤマアカネを見ただけだった。



青森市・じゅんさい沼 (8月26日)

じゅんさい沼の最初の池。オオルリボシヤンマが飛び交っていた。




次の大きな池ではオオルリボシヤンマが産卵をしていた。回りをとぶオスを狙ったが
ピントが合わず没。



ここに来た目的はじゅんさい沼の奥から池のそばを流れている川に生息するコシボソヤンマだ。
写真は奥の池のそばを流れる川の風景。大水のため所々に川辺がえぐられた跡がある。
しばらく待っていたらコシボソヤンマ♂がメスを探して、川の土壁をを探りながらやって来た。
残念ながら写真は撮れなかった。




帰りに藪のそばを通ったら、見慣れぬトンボが遠くに見えた。葉っぱは邪魔するし、足場が悪く近寄れないし、
それでも何とか種の判る写真が撮れた。食事中のオオシオカラトンボのメスだった。
オスは普通に見かけるのに、メスにはとんと出合わない。


外ヶ浜町・旧蟹田町の渓流  (8月28日)

ヒメサナエを見にやって来ましたよ。午後4時頃に着いたが、川の浅瀬には木漏れ日が当っていた。
近くのゴミのように見える物は落ち葉です。



川辺に立ったら、目の前にコオニヤンマが休んでいた。






眼を遠くの小石に移して、トンボを探索したら、見つかりましたヒメサナエが!
日陰になっていたので、くっきりした写真とはいかないが、今年初めてのご対面に満足。
川辺の灌木や草むらに、ヒメサナエのメスがいないか探したが見つからなかった。





滑る浅瀬を渡って元の岸辺に戻り、腰をおろして回りの風景を眺めていると、
時折種の判らないヤンマが姿を現す。コシボソか、オオルリボシか?
そのうち、目の前でコオニヤンマ♀が産卵を始めた。カメラの設定が飛び回るトンボ用になっていないので
少々あわてたが、何とか見られる写真を得た。産卵風景は2010年8月に盛岡市の清流で撮って以来2度目だ。


帰ろうと川から離れたら、西日の逆光を受けてツリフネソウが輝いていた。
今はここかしこの里山で見られる花だ。