トンボ結びの解説


結ぶ前に、まずはロープの準備

写真で使用したロープは径7mmのクレモナロープです。
クレモナは綿糸のように結びやすく、また腰があるので
トンボの翅がダラリと下がることがありません。

ロープは、表面がツルツルなものやゴワゴワしているものは避けてください。
また、クレモナの7mmは少し太いので、5〜6mmが適当でしょう。

クレモナロープは船用品店で売っていますが、一丸(200m)単位ですので、
各自工夫して手に入れよう。




ここで佐々木さんの登場です。拍手〜〜!

先ず初めに1ヒロ(約1.5m)のロープを準備します。
7mmより細い場合はもっと短い。
より(ねじれ)がかかっていなことを確認します。


二つに折ります。


二つに折った方から1/3の位置を
右手で持ちます。


左手の親指と人差し指の間に
ロープをのせ、右手で持ったところを
ループにして、指でおさえます。
左側が二つ折りのところ、
右のループが右手で持っていたところ。


左側の二つ折りしたところを右手で持って、
左手の背後に回すようにして・・・


輪を作って右側のループの下を通し
手前にもってきます。
この時、二本のロープを平行に、
交差しないように注意します。


手前に持ってきたところ。


そのまま、左側の二本の輪に通します。
写真では下がっているロープの端が
隠れています。


通し終えたところ。

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通した一つの輪と他方の二重の輪を
引っ張って堅く結びます。

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二重輪を上にして左手に持ち替え、下がっている
右側のロープを右手で持ち、ループを作って・・・

12
二重輪の中を通します。

13
右手に持ち替え、同じように左手で
ループを作り二重輪を通します。

14
通した後、右手で引っ張っているところ。

15
ロープの端を上にしたところ。

16
下の輪を引いて締め、同時に輪(翅)を
大きくします。

17
4つの輪の形と大きさを整えます。

18
上に伸びた2本のロープ端を結びます。
力を入れすぎると翅がくずれます。

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結び終えたところ。

20
逆向きに、もう1回結びます。
頭ができる。

21
力を入れてしっかり結びます。
余ったロープを結び目の直近で
切り落として完成です。



最初からきれいにできないので、

何度も練習してみよう。





写真撮影
2002年4月17日
県立海洋学院玄関前(当時)